――――それでは、どうぞよろしくお願いいたします。
まずは改めて、お名前と役職を教えていただいてよろしいですか?
ディレクター(現場監督)のインフル紀州です。パブは紀州ですが、マスターアップ前にインフルエンザに罹ったので、インフル紀州にしました。

あっはっは。病名をそのまま名前に付け足したと(笑) では、なぜ主人公がM男、ヒロインが全員S女のゲームを作ろうと考えたのでしょうか?

流れで行くと、これ面白いかなーという企画素案を確か24本位作って、営業さんに相談して絞って、プロデューサーに相談して残ったからです。
これでは味も素っ気もないので、もうちょっと書くと、企画素案の段階では、M女凌辱は多いケド、M男凌辱は余りないなぁというのが発想の原点です。
でも制作になると喘ぐのが男かぁ、これ作るの難しいぞ。となりましたが、周りの反応がまあまあだったので、作る事になりました。

作ってる内にスタッフがSMにノリノリになってくれたので、やって良かったですね。


ちなみに、wakakoさんのインタビューにて、SMクラブに取材に行った際、紀州さんは「この中で一番変態そう」と言われたそうですが、実際はどうなんですか?(笑)
また、wakakoさんは実際に鞭を打たせてもらったそうですが、紀州さんはSMクラブにて何かしたorされましたか?

変態というのは一番の褒め言葉です!純粋に嬉しかったですね。女王様に褒めて貰えるなんて。まだなんにもご奉仕していないのに。
SM業界で褒められるなんて。と尻尾を振っておりました。

また、実際のプレイに関しては鞭を打って頂いたり、蝋燭を垂らして頂いたりと、エンジョイさせて頂きました。


wakakoさんとは違い、M側の行為を実際に体験されたんですね!(笑)では、「サド★部」の作業でしんどかった部分はどこですか?

もう全てです、時間・予算・体力。でも何故かこの追い込まれ感がいいですね。命削ってる感じがして。命の炎燃やさないと出来上がらない、みたいな。
あぁ、思い出した。
SMってなんだ?ただ叩けばいいのか?いたぶられてるのがSMか?と思い悩んで1か月。
「Sはサービス、Mは持て成し」と精神的な繋がりだ!に至るまでが、精神的に一番しんどかったかも。


逆に「サド★部」の作業で楽しかった部分はどこですか?

いや、全部しんどかったです。あ、いや。無事出来上がった(マスターアップ)した時は嬉しかったし、楽しかったですね。賢者タイムみたいな感じで。

この2つの質問を並べると、SMやってたみたいですね。


そうですね。開発全てがSMに通じる行為だったと(笑)
色々と興味深いお話をありがとうございました。
それでは、発売を心待ちにしていただいているユーザーさんへ一言お願いいたします。

男である私の話しを延々聞くと萎えてしまうでしょうから、是非S女に集中して楽しんで下さい。